こんにちは、レモンです。いつもありがとうございます。荒れた1週間でしたが、みなさんご無事でしょうか。まずは感謝の気持ちも込めて前回記事のコメントピックアップからです。
流石です。
もう僕は彼の肥やしにされました。
若い芽はもっと早く摘み取っておくんだった・・ https://t.co/03PEn6rb5P
— Dr.BIZ🇺🇸フォース株・雑コラ (@Biz_zatukora) February 23, 2021
記事内で過去noteを取り上げて頂きました。ありがとうございます
いやー、素晴らしい記事です。
・上昇トレンドにおける相場全体が下げる調整で、しっかり相対的に安く仕込む
・買増/利確/損切りの方針が定まっていない銘柄をダラダラと保有しない
事で安く・大きく仕込む。株歴9ヶ月とは思えない…笑 https://t.co/WjUMj3PqFL— ろみ@デジタルヘルス×米株💊 (@uni_bun) February 23, 2021
やはり化け物。すごい。 https://t.co/iB17BXi90I
— neko the Force (@NekoStocks) February 23, 2021
今日は短めに、標題の件について書いていきたいと思います。「チャラチャラした話題だ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、個々人が扱う銘柄やその時の相場状況、生活スタイルにも影響してくるトピックだと思っています。
結論から言えば、トップで売りボトムで買い戻すトレードと、利確を控えめにするロングポジションの含み益バリア法、どちらが良いかは人それぞれですし銘柄にもよります。ただそう言い切ってしまうと終わってしまいますので、それらを取り巻く要素を少しだけ見ていきましょう。
十人十色
まずあなたはどのような方でしょう?そして、どのような銘柄を扱いますか?もしあなたが短期の売り買いに自信の無いのであれば、ロング・ガチホ・含み益バリアなどの手法が向いています。また、夜はぐっすり寝たい方、忙し過ぎて相場を追えない日々がある方、そんな方も値動きを見ながら短期で売買するようなトレードは向いていないでしょう。ここまでは良く耳にする話です。
他にどのような因子が関係してくるでしょうか。比較的値動きの小さなセクターや大型株を主に扱う投資家さんもロング・ガチホ・含み益バリアが向いているのかもしれません。何故なら、「あまりに小さな利確の繰り返しは税金の観点から不利」という事実があるから。以前の記事でも紹介しましたが、BIZ氏および、ろみ氏が報告して下さっています。
つまり源泉徴収ありで、小さな含み益毎に度々-20%を徴収されていては資産増に大きなブレーキがかかってしまうというもの。例えば、PF20%をアクティブ運用にまわした際、資産を2倍に増やすには、「10%の小波を源泉徴収なしでは36回 vs 源泉徴収ありでは44回乗り継ぐ必要がある」と8回分もの差が出てきてしまう結果でした。次々と別の波に乗り移っていく手法でも、ある程度の含み益を積んでから利確しないと、-20%の税金徴収とコストパフォーマンスが合わないという話です。
値動きの小さなセクターや大型株で勝負するなら、ボラティリティを利用し値幅をとっていくスタイルは不向きです。このような銘柄では、短期間で税金徴収に勝るほどのリターンを得られない事の方が多いから。じっくりとホールドし、大きな流れに身を任せる必要があります。(他にも、配当に重きを置くなど)
ただ、これは相場状況にもよります。大型株でも急騰急落を見せるタイミングはあるからです。普段は大型・ロング派でも、相場に合わせた適応が必要なのは言うまでもありません。
一方、多少の睡眠不足は許容できる方や、幅広いスクリーニングで次の購入候補を多く列挙できる方などはトレードでも十分勝てるでしょう。つまり、大きなバガーを達成しなくても中波の乗り継ぎを次から次へとできる方。さらに、今のようなボラティリティの高い相場や、好調だった小型株のことを思えば、技術のあるトレーダー投資家さんに追い風であったことは間違いありません。
しかしながら、例えば私の場合、もしかすると仕事がさらに忙しくなり、結婚して子供ができれば自ずとマーケットへ費やせる時間は減るでしょう。FRBの緩和縮小が進めば小型株で簡単に値幅の取れる市場は消えます。そうなった場合、十人十色とは言え、ずっとトレード派だのロング派だのと、どちらかに固執しているのはナンセンスで、どちらのスタイルにも身を振れるように練習しておく必要がありますね。
長期銘柄が急騰急落した場合
次は、大型株や小型株・セクターなどは脇に置いておき、自身が思う長期方針の銘柄/短期方針の銘柄を思い描いてください。「短期銘柄が急騰した場合、あなたはどうしますか?」という質問に、多くの方が利確すると言うでしょう。イメージとしては含み益+20%・30%・40%程度でしょうか?(この前までの相場なら、数週間で2バガーなどもざらだったが)
では、自身の中での長期銘柄が急騰した場合、どうするか。これが難しいと思うし、意見が分かれる面白さがあると感じています。
例えば、運良くWSBのターゲットにされるとか、ポジティブニュース+モメンタムで爆上げするなど、明らかに適正株価から剥離した値動きをみせることがあります。ユーフォリアと呼ばれる相場全体の多幸感やバブル感を伴うこともあります。こういった場合にも「ロング方針だからホールド」し続けるかどうかですが、私は固執することなく一度利確してしまうのが吉と思っています。
どんなに良い銘柄でも無限に上昇し続けることなどありませんから、そのラッキー上げを実現益にできたかどうかは、調整時に強く思い返されます。こういった相場で資産をより短期に大きく増やすことを目指しているなら、ひと銘柄の値動きにずっと付き合っているよりも、実現益を取って波乗り回転数を増やす方が早道でしょう。もちろんリスクもありますし、そんなに上手くいかないのが現実ですが(笑)
利確売りのひとつがあらかじめ「含み益○%で売る」と決めておくやり方ですが、これの欠点は残りの上昇を大きく取りこぼし得る点。できるだけ取りこぼさないようにするならば、「チャートが崩れたら(例えば、10日MA(移動平均線)が20日MAを下に割れば)売る」という方法。
ただし、これまたずっとチャートに張り付いて居られるわけじゃないし、暴落では一気に突き抜けちゃうわけで…。そこで大きな役割を担うのが逆指値になります。今春、楽天証券でも逆指値サービスのリリースが発表されていましたね。
さらに沸き起こるのが、「長期銘柄なのに逆指値するのか問題」。長期銘柄は逆指値で売ってしまうのではなく、下がれば買い増しだろう という主張はごもっともであるが、それは値動きにもよるので一概には言えません。今回のような(NASDAQ・中小株をメインとした)比較的大きな調整では、長期方針であろうがなんだろうが、税金徴収とのコスパに勝る含み益が今現在ある、(そして今後もそれを期待できる)のであれば一旦逆指値に引っかけて売ってしまい、その後心機一転して(更に安値で)買い戻す方法も全然有りでは? 私はこちらの方がメンタル的に楽な気がしました。
行き着くところは逆指値最強説ともとれますが、問題は買い戻せるか、その他の魅力的な購入候補を探し出せるかという点。最初の話に戻りますが、売り買いに自身のある方や、広い視野で有力な購入候補を多く列挙できる方には合っているやり方と言えます。そうでなければ「長期銘柄は逆指値せずに基本はガチホ、調整時にはその時あるキャッシュで買い増し」が正解です。
相場のトップで、ベア型ETFやショートを打てる玄人であれば言うことはありませんし、日本株を信用買いにすることで浮いたキャッシュを米国株に充てるという猛者にも本日お目にかかりました。無理はいけませんが、最終的にはそのようなレベルまで目指したいものです。
含み益バリア
ロング・ガチホ・含み益バリアは、下落を真正面から受け止める方法です。時に握力とも言われ、精神力を問われます。それに耐えられるか、まずは今一度ご確認ください。常にある程度のキャッシュを蓄えている方は問題ありませんが、フルポジの方は、買い増しもできませんからほぼ身動きが取れない状態です。選択肢がない分よく寝られますが(笑)、どちらが良いかは人それぞれですね。
トップで売ってボトムで買い戻す!
これを1月までやってきたけれど、以降はロング構築、
含み益バリアで調整を乗り切る!
を試していた結果分かったのは、
・下落を真正面から受け止めるスタイル
・良く寝れる
・調整に以前ほどワクワクしないということ。笑
いやー、勉強になってる💪💪
— Dr.レモン🍋@医師×米国株投資 (@Dr_lemonnn) February 23, 2021
銘柄の将来性に強くポジティブで下落ストレスを感じなければ問題ありませんが、バリアがどんどん削られていくのにストレスを感じる方は「結局、直近高値に戻した辺りでやれやれ売りしてしまう」なんてこともあるのでは?そうなると「あれ、ロングのはずだったのに…」と自分が何をやっているのか良く分からない状態に陥ってしまいます…。
状況毎に感情の流れを追ってみると、例えば、利確後のさらなる上がりを逃せば悔しいですし、その後調整がこれば利確しておいて良かったとなります。またその後反発してきて高値を更新すれば、やっぱりロングしてて良かった!こうなります。(ロングが報われるのは最後)
大きな調整前にFLGTやKOPN、EXASなどを利確していたので完全ではありませんが、今回私は含み益バリアへ重きを置いたスタンスでこの調整を迎えました。気にせず寝られたとは言えバリアが削られていく多少のストレスはありましたし、なによりもアクションの選択肢が限られていることがやや苦痛でした。NUKさんの含み損バリアTweetには思わず笑ってしまいましたが!
【含み損バリア】
1日で10%下げたが、その前に既に買値から20%下落しているため、買値ベースでは8%しか下がっていないような事態。— NUK(ぬくりおん)@米国株投資 兼 経営コンサル (@nukkunnuk) February 26, 2021
今後反発していくとは言え、PFの直近高値を超えてくるまではモヤモヤした気持ちが少なからず残るでしょう。ただこうした経験は今後に必須な予行演習となりましたし、このように色々と考えるきっかけにもなりました!
Take Home Message
今日の記事は短く終えたいと思います、最後にまとめです!
トレードvs含み益バリア、どちらが優れているなどはありません。性格や相場にも影響を受けます。しかし、株価の順調な推移でなく急騰とも思われるラッキー上昇局面では、長期/短期の方針によらずやはり利確が肯定されると私は考えました。その利確やリスクコントロールに重要な役割を果たすのが、逆指値で今春楽天証券でもリリース予定とのことです。
利確(短期トレード)の最大の短所は優良銘柄を買い戻せない可能性があることで、その自信が無い方や他の購入候補が無い方にはオススメしません。今後短期の値幅が取れない相場に変化してこれば、ロングの戦い方も身につけねばならず、今回はその良い経験となりました。
以上です!最後まで読んで頂きありがとうございました。参考になれば、いいね/RT、頂けると嬉しいです!引き続きTwitterで仲良くして頂けたらと思います。ではでは!
コメント
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