【利益確定の考え方】

ストラテジー

こんにちは、レモンです。今日は利益確定について考えていきます。その中でも、長期に成長が期待できるが、地合により利確を考慮しなければならない状況を想定しています。乱暴な言い方ですが短期投資目的の利確は、直近のピークで全売りすればいいのであまり迷うことは無いでしょう。

①ウルフオブウォールストリート

投資家さんの中で、この映画を観たことのある方は多いのではないでしょうか。ディカプリオ主演のイケイケ映画ですね。この映画で印象に残っているシーンがあります。それは上司のハンナが、「利確しないとお金は現実のものとはならない」とディカプリオに教えるシーンです。つまり、含み益だけで喜んでいても、それは実現していない利益です。

②利確の葛藤

利益確定は、上記の理由から必要ですがついつい躊躇ってしまうものです。何故でしょうか?まずは、利確により税金が発生するから。また利確して資金を引き出してしまうと、その後株価が上昇した際にその恩恵が得られなくなってしまうから。 

③現状も踏まえて考えること

では、執筆時点現在(2020/8末)の状況で利確とどう向き合えば良いのでしょう?金融相場が少なくとも1-2年続くのはみなさんも想像している通りかと思います。しかしながら、ここ最近のバリュエーションはかなり高く「9-10月には一旦調整が入る?」といった意見も散見されている状況です。

しかし、それゆえ全利確•全降りするというのもおかしな話ですから、あくまで自分でいくつかの観点から吟味しそれでも納得するなら一部利確も肯定されるという話です。例えば「2番底が来る!」と声高々に言われていた時期もありましたが、それを信じたノンポジマンは今頃悔やみきれないのでは。

さて、市場を取り巻く他の要因に目を向けると、ワクチンのポジティブニュースや、追加経済政策が発表されればもちろん株価は更に上昇するはずです。その波には是非とも乗りたいですよね、そういったことを加味すれば、ついつい利確を躊躇ってしまうわけで。これが欲豚でしょうか?

④私が落ち着いた結論

そんなこんなで、私は考えました。市場に参加しながらも利益を確定させる方法は、考えてみれば当たり前の話ですが以下に示します。

良く言われているのが、ある銘柄に投資してそれが倍になったら半分利確するという手法。つまり元手資金を引き上げて、あとは利益だけを走らせておく手法です。「こうしておけば損することは無い!」という基本的な考え方ですが実際には、好調銘柄であれば買い増しもするので倍になるにはそれなりの時間を要します。ましてや、調整が入るかもと囁かれている現状ではそれなりの実現利益も大切にしたいものです。

そこでポートフォリオを眺めてみると、ちょうど+50%程度の利が乗っている銘柄がいくつかありましたので、そこに焦点を当ててみます。つまり1.5倍になった銘柄をどう売るか。

①保有株数の1/3を売却→利益分だけを引き出す

②保有株数の2/3を売却→利益分だけを市場に残す

こう考えることができます。そのうえで、現在金融相場であることや執筆時点で今後ポジティブニュースも控えていることを考慮して、私は利益分だけを引き出す方法で利確することに決めました。より悲観的な方は、保有株の2/3を売却し利益分だけを市場に残す方法でも良いかもしれません。結局調整は来ずに11月を迎えるかもしれませんし、どちらでも対応できるように柔軟な姿勢が求められます。 

以上、簡単な記事にはなりますが、一部を利確する方法について現状を踏まえながら考えてみました。最後までありがとうございました!いつも応援してくださっている皆様に感謝です。

コメント

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