【投資戦略とMyルール2021】

ストラテジー

皆さんこんにちは、レモンです。

今回は最近私が実践していた投資方法を簡単にまとめてみました。ガチホではない短期•中期投資の売買方法を考えるきっかけになればと思います。またこれは、問題提起でもありますから、是非皆さん闊達な議論をして頂ければと思います。「誰もが真似できるわけではないけど、ここは使えるかな」「こっちの方が良いんじゃない?」などのアドバイスをお待ちしております。引用してご自身の投資Myルールを発信頂いても結構です。株クラ全体でレベルアップしていきましょう!

今回紹介する投資戦略はそもそも私が「銘柄の上げにも下げにも付き合うのは嫌だ」というわがままから生まれたものです。「短期で美味しいところだけにありつきたい」という願望に基づき、短期の上昇をしっかり取っていく方法です。

ただ、なかには中長期でも展望の明るい銘柄がありますので、そういった銘柄をPFの核としています。長期投資家さんにも参考となるヒントがあれば幸いです。決して長期投資を否定するものではなく、その意思は他記事でも表明しております。

投資をするうえで各々が良しとする目標は異なり、それゆえ本記事も参考となる程度が人により異なることはご了承下さい。当然ですが「いち早く資産を増やす」という私の指針と同じ方には、本記事も、日頃のTweetも楽しんで頂ける内容と思います。Twitterのフォローが未だの方はそちらもこれを機会にお願い致します。それでは始めていきます!

投資戦略全体像

いきなりですが、初めに全体像を俯瞰してしまった方がこの先の解説が分かりやすいでしょうから、まず箇条書きに記してしまいますね。

①Sweet Spotを探す ②上昇トレンド銘柄の押し目買いをする ③出口を考える

①は常に探求し、現在の保有銘柄と天秤にかけ続ける

時に、④投機も含め異なるアプローチでPFに変化を持たせる

銘柄購入後は、A,利確 B,損切り C,ホールド D,買い増し の判断を適宜行なっていく

以上です。簡単でしょ? それではこれを踏まえて各項目の解説をしていきます。

Sweet Spotを探す

ここ最近私が実践しているのは、常に今1番美味しいところを探し続けるということです。ファンダ•モメンタムが共に備わっているか。どちらかと言えば1つの企業にフォーカスするわけでなく、美味しいグループを探してきました。お陰でこの数ヶ月、鉄鋼•海運•エネルギーなど多くの波に乗ることができました。購入にあたっては、その銘柄群を巡る環境がこの上なく良いかという観点から吟味を行います。地合いを含め、長期金利、原材料価格、需給、各指標はどうなっているか。

というのも、自身の拙い個別銘柄分析力で「これしかない!」という銘柄1本釣りを繰り返したところで、そんなPFではどうにも奮わなかったという過去があるからです。それよりも広い選択肢の中からグループ全体として直近の上昇を認めるような場所へお金を置いた方が、私の場合は上手く機能していた(勝率が上がった)気がします。

ただしこれは「買う」「売る」というアクションが人並みにできないと苦しい戦略です。今上昇中のセクターは手っ取り早く乗れるメリットがありますが、それだけ天井が近いかもしれないリスクを孕むからです。

ここで購入候補に挙がる銘柄群をまとめると、そのグループを巡る環境(広義なものも含めファンダやモメンタム)が相対的にこの上なく良好グループ全体として直近の上昇を認めるもの現在進行している事象に対して想定される対応が世の流れに沿っておりその恩恵を受けるもの、です。

その中でも、既に好決算を発表済み直近で恐れるカタリストなし等が副次評価項目となります。時価総額は中小型、サプライチェーンであればより上流側の企業を好みます。グループ内で複数の銘柄を買うことも多々ありました。

グループと言っても、なにも素材やエネルギー、ハイテクのようなセクターだけではありません。IPOSPACなんかもグループとして分類することができます。例えば今回の決算期であれば、ポジティブサプライズを出した銘柄が地合いも相まってきちんと上昇していく素直な相場です。ですから決算成功銘柄というグループに目をつけてそこから投資対象を選んでいくのも広くSweet Spotの考え方に当てはまります。

扱うのは上昇トレンド銘柄が基本です。何故なら、下落トレンドから上昇トレンドに転じるまで待つのがなんせ嫌だナンピン前提だと損切り•買い増しルールが複雑•曖昧になり自分で自分の首を絞めることになりかねない。そもそも、Sweet Spotに存在する銘柄は下落トレンドではないことが多い。

そして購入銘柄が決まれば、可能な限り押し目買いを狙います。うかうか下手なタイミングで購入してしまうと、すぐ損切りラインへ引っかかってしまうからです。

出口を考える

購入候補銘柄および購入した銘柄では常に出口を考えます。最も大事なのはそれが近いか遠いか。ウッドショックと住宅価格高騰、サプライチェーンと港湾混雑、仮想通貨と初のビットコインETF承認、エネルギーショックと石炭価格高騰など様々なショーが日々繰り広げられてきたわけですが、それらに投資する際は情報を集め必ずゴール•出口を意識します。

よく勘違いする人がいますが、株価のピークを予想するわけではありません。今はその事象の進捗何%あたりなのかを見定め、自分がどこで降りるかをあらかじめ想定•設定しておくということです。

例えば今年の8−9月に、港湾混雑によるコンテナ船運賃上昇のピークや、BTC新高値更新•ビットコインETF承認などを出口として、ある銘柄へ投資していたとしましょう。それって比較的出口は近いですよね?遊べるのってせいぜい1ヶ月。長くても2ヶ月です。

一方、なかには出口がいくつか想定され、より長期の投資が可能なパターンもあります。私が投資しているTELLは天然ガス銘柄ですが、ひとつ目の出口はモメンタムが続くであろう今回の天然ガス価格高騰ピークやエネルギー危機が減退するであろう暖かくなり始める春先まで。もうひとつの出口は現在建設中のLNGプラント完成•稼働を見据えた数年後、といった感じです。

LACなんかもこのパターンですよね。リチウム価格上昇やTSLAを筆頭とした今回のEV•クリエネモメンタムのピークがひとつ目の出口。リチウム生産が始まり実際に売上高がつき始めるそれ以降がもうひとつの出口。

冒頭でも述べましたが、短期だけでなく中長期的にも展望が明るい銘柄もありますので、そういった銘柄をPFの核としています。(長期投資家からすれば当たり前。)

新しい風を取り入れる

これはについてですが、上昇グループの中から同タイミングで複数銘柄を購入している場合、上がる時は一緒に大きく上がりますが、下がる時も一緒に下がります。それを避けるためには、設定したゴールできちんと手放すことが重要ですが、それ以外にも方法があります。

まずは冒頭でも紹介したように常に新たなSweet Spotを探求し続けること。何故ならこれは短期•中期投資だからです。下落期間も我慢して待てる長期投資では、この作業を高頻度で行う必要はありません。概ね自身の投資する銘柄にストーリー変更がないかをチェックしていれば良いからです。しかし、短期•中期投資では購入候補を欠かさず挙げ、現在の保有銘柄とどちらが美味しいのかを常に天秤へかけてください。

もうひとつはアプローチ自体をたまには変更してみることです。上昇グループの押し目買いができなくなってくる時があります。上げているグループの傾向が見えづらくなってくる時があるんです。もしくは目ぼしい上昇グループを全て物色し終え、グループとして現在の保有銘柄以外に買いたいものがない。

こういう時って、実は今みたいにどれも一巡感があったり、全方向性に相場が良いからかもしれないんです。こんな時には上昇トレンドだけでなく、ファンダは確認した上でカタリストの近い横ばい銘柄にも手を出してみるとか、押し目を待たず好決算がでた初日にその銘柄を買い始めてみるだとか、そういう柔軟なアプローチ変更も至って大切です。(投機色は増します。)

短期•中期投資の場合はこのような対策で、PFには常に新しい風を吹き込むよう努力をしてみてください。(※これが以前の記事で言及した波状攻撃です。)

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利確•損切り•ホールド•買い増し

さて、最後にこれらのMyルールをまとめて終わりとします。言葉の定義は、利が乗っている銘柄の売却を利確、損が出ている銘柄の売却を損切りとしています。

A,利確:まず、自身で設定したゴールがきたら利確します。ゴールじゃなくても数日での急騰時(20−30%)には利確をする可能性があります。またキャッシュが必要な場合にもいずれかの銘柄を売却しなければいけないので、各銘柄がゴールに到達していなくてもゴールに近いものから利確します。

値動きが想定外に遅い、途中で減速、ストーリーが変わったなども利確対象です。週跨ぎ、月跨ぎ、決算跨ぎを考慮する場合もありますが、未だしっかりとしたルールは設定していません。

B,損切り−5〜−8%が損切りラインです。私は値動きの激しい中小型株に投資することが多いので、このようにラインへ幅を持たせています。-5%くらいで損切りを考え始め、ちょうど−8%で売却ということもしばしばです。なかでも−8%のラインは厳密に守るようにしています

それ以外、キャッシュが必要な場合にもいずれかの銘柄を売却しなければいけないので、利が乗っている銘柄の利確と天秤にかけ、ゴールに近いものから損切りします。値動きが想定外に遅い、途中で減速、ストーリーが変わったなども同じく損切り対象です。

C,ールド:購入候補銘柄より優れているものは基本ホールドです。決算クリア銘柄も安心してホールドできます。損切りラインにかからず、相対的にゴールがより遠いものもホールドです。

D,買い増し:購入後に損切りラインにかからず、特に−5%以内のマイナスで推移する場合は買い増しをします。明確な上昇トレンド内の押し目でも買い増しをします。好決算やポジティブニュースがでた場合にも買い増しをします。高値更新やカップをブレイクする際にも買い増しをすることがあります。

また最後に、そもそもの購入プランについては以下の通りです。資産総額から、現在の1銘柄への投入資金は¥200−600万程度としております。

Take Home Message

さて、いかがだったでしょうか?まず黄色①〜④で購入銘柄の絞り方、そのアプローチをお示ししました。続いて赤色A〜Dで購入後のアクションをお示ししました。

未だ未だ脇の甘いところもありますが、少しずつ自分の中で確立してくる考え方に満足しています。今年も残りわずかですね、皆さんと楽しみながら資産を増やしていけたら幸いです。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。応援のいいね、RTお待ちしております!!

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